まずはヤニやカビを除去しよう!
DIYの素材として使う木材の表面加工のうち、最初にやっておいた方がよいのがヤニやカビの除去になります。これらは塗装するときの妨げになり、特にヤニに関しては油分があるので水性の塗料を使う場合は要注意です。まず、ヤニは大きなものからナイフやスクレーバーという道具を使い除去していきます。この際慎重に行わないと、ヤニの部分をかえって広げてしまう可能性があるので注意しましょう。次に市販のヤニ除去剤やシンナーで拭き取り、塗装したあとにヤニが出ないようにヤニ止め剤を塗ります。カビの場合は軽度のものであればヤスリで処理できますが、カビの度合いが深い場合は木材用の漂白剤を使用しましょう。
窪みや荒れた部分を極力なくそう!
また、木材の表面の窪みや荒れた部分があると塗装などがしづらくなるので、これらも表面加工で極力なくす必要があります。窪みの周辺に割れている所がなければそのままパテで穴を埋め、ある場合はパテを使う前にヤスリなどで削ります。パテが乾燥したら、周りの面と平らになるように処理しましょう。荒れた部分の処理はヤスリを使用しますが、荒れの度合いによって、ヤスリの粗さを調節します。ひどく荒れている部分は目が粗いもの、細かい荒れなら目の細かいものという風に使い分けましょう。
ケースごとに応じた表面加工方法も知ろう!
その他、ケースごとに必要な表面加工方法もあります。まず、ベニヤ合板などの表面に隙間が多く、塗料を多く吸い込んでしまう素材は表面にシーラーを使ったりする目止めという表面加工を行います。これにより1回目の塗料の消費量を抑えることができます。また、ペンキを使って塗装する場合に塗料の密着性を高めるため、目の細かいヤスリで敢えて表面を荒らしたりシーラーを使う表面加工もあります。
表面処理設備とは、メッキ、アルマイト、塗装、研磨など、製品に表面処理加工を施すための設備のことです。